SHINJI: ライヴを活性化していくためにも新しい音源を出したほうがいいん じゃないか、とは感じてました。 自分たちがやりたい曲優先で選ぼうとすれば、 新しい曲ばかりになってくるわけですよ。やっぱり当然、 自分たち自身にとってホットな曲をやりたいわけで。
ZETSU:……ホ、ホットな曲(笑)。
――まあ、これまでの定番曲たちだって、 いまだに熱いままですけどね!
SHINJI:ただ、 今の自分たちにとって熱い曲だけやろうとすると未発表曲ばかりに
なる。
YOJIRO:やっぱ、 なんだかんだで長いことやってますからね。そこで〈 ちゃんと活動してるんだぞ!〉
とアピールするためにも新しいのをそろそろ出さなきゃ、 というのはあった。
SHOWRING:俺とSHINJIは前々から「 作りましょうよ」って言ってたんです。だけど結構、
みんな腰が重くて(笑)。だから、 ようやくその気になったのかなって。
――出ました、若者サイドからの本音!(笑)(※編注 SHOWRING・SHINJIと、最年長のZETSUの間は一
回り近く歳が離れている。)
ZETSU:いざレコーディングってことになると、 いちばん辛いの、俺なんですよ(苦笑)。
俺の負担がいちばんデカい。いろんな判断とかで神経も遣うし、 体力的にも消耗する。歌詞のこともあるし。とはいえ、
歌詞をまとめて一気に慌てて書いてるというわけじゃないんです。 その曲をライヴでやるようになってる時点で、
いつも歌詞はちゃんとできてるんで。それでもまあ、 大変なのは間違いないし、腰が重くならざるを得ないというか(
笑)
YOJIRO:あとはまあ……変な話、 予算の都合とかもあるわけで。アルバム1枚作るとなったら、
それなりに結構かかりますからね。前作の売り上げと、 グッズ販売の利益をせっせと貯蓄してきて……今回も結局、
それを使い切っちゃいましたからね。というか、6年もかけて前作 をそれしか売ってねえのかっていうダサい話になるわけですけど(
笑)。
ZETSU:はははは!
――生々しい話ですけど、 そういったさまざまな条件もようやく満たされ、 満を持してこうしてレコーディングすることになった。
その時点で、 古くからのものも含めて楽曲は揃っていたわけですね?
ZETSU:そうですね。実際、なんか今回は曲が多めで。8曲ぐ らいでいいんじゃないのかというのもあったんだけど、
結果的には全12曲になって。
YOJIRO:出し切りたいというのもあったんです、曲を全部。 ここで出し惜しみをしちゃうと、俺たちのなかで、
ここに入れなかった曲のブームが来ちゃった時にまたライヴで辛い 思いをすることになるわけだし(笑)。
アルバムに向けてのデモを録った直後にまた最高の曲ができてきて 、それを入れたくなったというのも実際あったし。
このアルバムを作りながら、 バンドのエンジンがより速く回るようになったというか。
――まさにバンド自体が、 このアルバム制作によって活性化されているわけですね。
YOJIRO:うん。そういう意味でも、 作って良かったなと思う。
〈Vol.2へ続く〉
THE NINGLERS LIVE情報
2017.04.16 仙台フライングサン
(THE SLUT BANKS公演 オープニングアクト)
2017.06.4 静岡サナッシュ
2017.06.18 山形サンディニスタ
2017.07.17 仙台フライングサン
2017.07.22 東高円寺二万電圧
2017.08.27 仙台フライングサン
2017.010.7 大阪 延期
2017.10.8 宮崎 延期
2017.12.9 仙台(会場未定)
お問い合わせ info@theninglers.com
【注文はこちらまで】
|